KAT‐TUNを脱退した赤西仁(26)が3日、東京・青海のZepp Tokyoで「全米ツアー壮行会!We,ll be together with you!」を行った。7月のグループ脱退発表後、初めて国内で公の場に登場したとあり発言に注目が集まる中、赤西は「KAT‐TUNには迷惑をかけた。やりたいことを自分の中で優先したらこうなった」と正直な思いを告白。今後は全米ツアーや新曲発売の予定もあり、「自分なりに楽しく、日本をベースに世界に目を向けて活動できれば」と自然体に活動していくことを明かした。
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国内ファンの前に出てくるのは2月のソロ公演以来。その間、米でソロ公演、KAT‐TUNからの脱退発表など、状況が大きく変わった。
赤西はこの日、初めてKAT‐TUN脱退について告白。「抜けるっていう抜け方ではなくて、自分のやりたいことを優先したらこうなった。音楽に興味を持ち始めた時からの希望だった」と米進出がかねてからの夢だったことを明かした。
また、「2月のソロ公演中にオファーをもらった。せっかくのチャンス。メンバーに申し訳ないという気持ちはあったけど、やるしかないと思った。そのたびにいなくなって迷惑をかけるのはいやだったので(脱退した)」と経緯を説明した。
脱退後に中丸雄一(27)とは食事したが他のメンバーとは話せていない。だが赤西は「KAT‐TUNは個々に活動していたので、5人にとってもズドンとサプライズではなかったと思う」と分かり合えていることを強調。「お互い向上しあっていければ」と相乗効果も期待した。その上で「感謝してます。全員に。ファンの方はじめ事務所の方」と支えてくれた周囲への恩も忘れなかった。
米ツアーは11月7日から5都市で開催。ツアータイトルには「3010」と入れた。未来をイメージしたステージとの思いを込めた。
だが、目指すものについては「ないです」とクールだ。「僕がアメリカに行っても…ってのは自分でもわかってる。簡単じゃない。楽しければいい。結果が付いてきてくれればよりうれしい」と自然体だった。
この日のステージでは自作の曲「Eternal」を来年初頭に発売すること、日本ツアーを行うことを発表した。夜の回では錦戸亮(25)が登場し、「頑張って」と赤西に花とエールを送った。