次期松山市長選で、自民党の菊池伸英市議(45)が5日、市役所で会見し、無所属での出馬を正式表明した。党松山支連の推薦候補一本化調整を不服として辞退した菊池氏は会見で「秘密裏の話し合いで決める旧態依然のやり方は残念」と批判。出馬に合わせて離党する考えをあらためて示した。
市長選には中村時広市長の後継に当たる元南海放送アナウンサー野志克仁氏(43)、自民党松山支連推薦の帽子敏信県議(57)の2人が無所属での出馬を表明。自民党籍の市議が多数を占める市議会最大会派の松山維新の会は同日、野志氏と政策協定を締結しており、自民党が3分裂する構図が確定した。