あゆ快挙！２２年ぶり更新、聖子越え２５作連続首位

　歌手の浜崎あゆみ（３２）が、５０枚目のシングル「Ｌ」でオリコン週間チャート（１１日付）初登場１位を獲得した。連続首位記録が２５作となり、松田聖子（４８）が持つ歴代記録を２２年ぶりに更新した。浜崎が持つ女性歌手としての歴代記録は、これで７部門目となり、ソロ歌手として男女含めて最多。また前作「ｃｒｏｓｓｒｏａｄ」から２週連続の１位。女性歌手として異なる楽曲での連続首位も、９９年に自身が記録して以来、１１年２か月ぶりとなり、記録ずくめとなった。

　浜崎が、９８年４月のデビューから５０作目となったメモリアルのシングルで、また１つ、快挙を成し遂げた。０２年「Ｆｒｅｅ＆Ｅａｓｙ」から始まったシングルの連続首位記録を２５作に伸ばし、松田聖子が持つ８０年「風は秋色」から８８年「旅立ちはフリージア」までの歴代記録を２２年ぶりに更新した。

　グループを含めると、Ｂ’ｚが主要部門のほとんどの歴代記録を持っているが、浜崎は今回の記録を含め、ソロ歌手として最多の７部門で頂点に立つ。シングル部門の記録を総なめ。通算首位獲得数（３７作）、首位連続年数（１２年）、通算トップ１０獲得数（４８作）、ミリオン獲得数（５作）、総売上枚数記録（２１３８万枚）、さらにシングル・アルバム総売上枚数（４９１８・５万枚）で歴代１位。通算トップ１０獲得数は、ＳＭＡＰの４５作を抑え、男女含めた歴代記録となる。

　浜崎は大記録の重みをかみしめ「驚くと同時に大変光栄。ファンのみんなが応援してくれたおかげ。素晴らしい楽曲を提供してくださった作曲家、アレンジャーの皆さん、制作に携わってくださった多くのスタッフの方々にも本当に感謝」とコメントを寄せた。

　新曲「Ｌ」は、前作とともに作曲家として歴代２位の総売上枚数を誇る小室哲哉（５１）との強力タッグ。小室とタッグを組むのは単独では初めて。小室も「真夏の熱唱（８月にライブで共演）を目にして、彼女の努力とクリエイターとしての成熟を感じた。少しでも記録に協力できて光栄。まだまだいろいろな記録が生まれるのでは」と、さらなる期待も込め、祝福した。

　浜崎は２日に誕生日を迎えたばかり。同日からは自身初の東京・代々木第一体育館７ｄａｙｓ公演をスタート。ファンからバースデーソングをプレゼントされたが、今回の記録も、自身にとって何よりのご褒美となる。

　◆アルバムはＪＵＪＵが首位　この日、発表された週間チャートのアルバム部門では、女性歌手のＪＵＪＵ（年齢非公表）のカバー盤「Ｒｅｑｕｅｓｔ」が首位。デビュー７年目で初の１位。女性のカバー作としては、竹内まりや（５５）以来７年ぶり。また同部門２位は韓国女性５人組「ＫＡＲＡ」の母国でのヒット曲を収録した「ＫＡＲＡ　ＢＥＳＴ２００７―２０１０」。今年デビューした新人として最高位で、韓国女性グループとして初のトップ１０入りだった。