中日・堂上直「井端さんに負けん」フェニックスL参加
中部国際空港から宮崎へ出発した堂上直 |
CSでの“定位置獲得バトル”が南国で勃発(ぼっぱつ)する。宮崎・フェニックス・リーグ(5日開幕)に参加する中日の29選手が4日、中部国際空港から出発。後半戦二塁に定着した堂上直倫内野手(22)は、レギュラー死守へ猛アピールを誓った。
「バッティングを中心にやっていきたい。僕は結果を残せるように頑張るだけです」
並々ならぬ闘志を燃やしたのには理由がある。体調不良で離脱していた正二塁手・井端が2日の最終・ヤクルト戦(ナゴド)で2カ月半ぶりに1軍復帰。CSへ向けての強力な“ライバル”となった。堂上直にとっては雲の上の存在だった相手だが、自分も後半戦の活躍で優勝の原動力になった自負はある。尊敬する先輩とはいえ、簡単にポジションを明け渡すつもりはない。
一方の井端も負けるつもりはない。この日出発した第一陣は若手中心ながら、ベテラン野手でただ1人、初日から参戦。「CS、日本シリーズに出るつもりでやる。結果にこだわりたい」と気合十分だ。
この日、登録されていた28人全員が抹消された中日。20日のCSファイナルステージ開幕戦に向け、白紙の状態からのサバイバルが始まる。
[ 2010年10月5日付 ]
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