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マートンの年棒「最低でも2倍」で阪神大丈夫か?

2010年10月05日17時00分 / 提供:ゲンダイネット

ゲンダイネット

●ブラゼル、鳥谷、久保らアップ組ゾロゾロ

 記録を喜んでばかりもいられない。

 阪神のマートンは3日に行われた広島戦で今季210本目の安打を放ち、94年にイチロー(当時オリックス、現マリナーズ)がマークしたシーズン最多安打のプロ野球記録に並んだ。

「本当によかった。こんなに祝福されるとは思わなかった。勝てたことが一番。まだ2位のチャンスもある。これからも勝っていく」と、マートンは淡々と語った。

 それにしてもこの助っ人が、これだけ打つとは誰が予想できたか。1番打者としてヒットを量産。3割5分前後の打率に17本塁打、88打点。得点も、現在リーグ最多の坂本(巨人=105)に次ぐ数字(103)だ。引退した赤星の穴を埋め、なおかつ「お釣り」がくるほどの活躍ぶりに阪神の査定担当は、さぞかし参っているはずだ。

 阪神はマートンと2年契約を結んでいる。2年目は球団に選択権があるという。これだけの優良助っ人ならオフに手放すはずはなく、少なくとも来季年俸(今季は1億円)は2倍アップは堅い。が、阪神の大幅昇給はマートンだけじゃない。

 45本塁打、114打点のブラゼル(8000万円)や、13勝5敗の久保(8800万円)、遊撃手で史上初の100打点を達成した鳥谷(1億6000万円)に、リーグ最多の57犠打に打率.351(同2位)の平野(8000万円)も契約更改を楽しみにしているという。

 これでは、7勝8敗と期待を裏切った下柳(1億800万円)に、わずか2勝(3敗)の開幕投手安藤(1億1000万円)、打率.242、15本塁打、42打点と不振を極めた金本(4億5000万円)らの給料を減らし、引退する矢野の年俸(7000万円)を回しても昇給分は賄えそうにない。

●CS2位進出で人件費増もカバー

 だから阪神は何としても2位を確保したいはずだ。あるマスコミ関係者が言う。

「あと3試合を残す阪神は3日の広島戦に勝って2位に浮上したが、ゲーム差なしで3位の巨人も3試合ある。順位は最終戦までわからない。3位ならCS第1ステージの本拠地開催はできない。阪神は入場料収入やグッズ売り上げなどが1試合に約1億2000万円以上あるといわれている。CSの放映権だって1試合2000万から3000万円以上はするでしょう。甲子園でCS第1ステージを最大3試合やれば4億円以上の収入です。3位で終わるわけにはいきませんよ」

 巨人との2位争いに負けて球団はオフの年俸更改で渋れば、マートンはゴネて「メジャーに復帰する」と言い出すかもしれない。そうなれば、この日、来季の続投要請を受諾したことを認めた真弓監督にとっても大問題だ。

(日刊ゲンダイ2010年10月4日掲載)


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