生活保護不正受給の組員逮捕　川口

　生活保護費を不正受給したとして、埼玉県警捜査４課と武南署は８日、詐欺の疑いで、川口市大竹の指定暴力団住吉会系組員、西松夫容疑者（６０）を逮捕した。

　捜査４課の調べでは、西容疑者は平成１８年９〜１０月、保険会社から人身事故の慰謝料などの収入があったことを隠して、川口市から生活扶助費など約４６万円をだまし取った疑いが持たれている。

　調べに対し、西容疑者は否認しており、「申告しなくてもいいと思っていた。組は２０年６月に辞めた」などと供述しているという。

　同課によると、西容疑者は１４年４月から、川口市から生活保護費約２０００万円を受給したという。