小沢氏の地元後援会動揺「政治生命にかかわる」

　小沢氏の地元、岩手県では４日、「政治生命にかかわる」と後援会幹部に動揺が広がった。ある幹部は「非常に残念な決定でやるせない気持ち」と肩を落とし「小沢先生の潔白を信じて今後とも一丸となって応援していく」と言葉少な。一方、証拠隠滅容疑で逮捕された大阪地検の主任検事前田恒彦容疑者（４３）による供述調書が証拠となっていることに触れ、「真実性に疑いがあり、議決は納得できない」と語気を強めた。

　一方、冷静に受け止める市民の声も。大学生磯島大地さん（２４）は「政治とカネの一連の問題に対する小沢氏の説明は不十分だった。市民感覚としては妥当な判断だ」と話し、法廷の場で疑惑が解明されることに期待した。

[ 2010年10月05日 ]