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強盗致傷など 懲役17年判決

2010年10月05日

 高知市内のパチンコ店員2人に対する強盗致傷罪など、計9件の事件で起訴された同市春野町弘岡中の無職石川宏知被告(31)の裁判員裁判は4日、高知地裁で判決公判があった。平出喜一裁判長は「同情すべき余地はほとんどない」として、懲役17年(求刑懲役18年)の実刑判決を言い渡した。

 判決で平出裁判長は、パチンコ店員を襲った共犯者との役割分担について、「石川被告は実行役を誘い、分け前も一番多く責任が一番重い」と述べた。また各事件の犯行の動機について「相当額が遊ぶ金に費やされている」と指摘した。

 閉廷後、裁判員6人全員と補充裁判員1人の計7人が会見に応じた。ある女性の裁判員は「9件もある事件の実行犯や共犯、事実関係を把握するのが大変だった。でも関係性がある事件なので、まとめて裁判できてよかった」と話した。

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