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痴漢容疑:警官書類送検、パチンコ店員の体触る 滋賀県警

 滋賀県警守山署警務課の50代の男性警部補が、パチンコ店で女性従業員の体を触ったとして県迷惑行為防止条例違反(痴漢)容疑で書類送検され、停職1カ月の懲戒処分を受けていたことが県警への取材でわかった。県警は「被害者のプライバシーを考慮した」として公表していなかった。

 県警によると、警部補は7月29日夜、同県野洲市のパチンコ店で、20代の女性従業員の体を触ったとされる。店が同署に通報し、防犯カメラの映像から警部補を特定。容疑を認めたため、県警は9月21日に書類送検し、処分した。警部補は同日付で依願退職した。

 県警は「逃走や証拠隠滅の恐れがなかった」として逮捕せず、処分後も公表しなかった。県警監察官室は「停職処分は原則発表すべきだが、被害者に配慮した。誠に遺憾で再発防止に努める」とコメントした。【前本麻有】

毎日新聞 2010年10月5日 10時09分

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