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【小沢氏「強制起訴」】自民は攻勢、公明・社民は慎重 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:小沢一郎
野党各党からは、民主党の小沢一郎元幹事長の議員辞職や国会招致を求める声が相次いだ。野党側は、中国漁船衝突事件に続く与党の失点だけに、今週後半から始まる国会審議で菅直人政権を揺さぶりたい考えだ。
自民党の谷垣禎一総裁は党本部で記者団に対し、「議員辞職はなされるべきだ」と述べた。同時に「国会で説明責任を果たしてもらう。全力をあげてやらなければいけない」と、重ねて証人喚問を求める考えを表明した。
さらに、「菅政権は、小沢氏が説明責任を尽くしたと言ってきたが砂上の楼(ろう)閣(かく)だった。責任はきわめて重い。民主党が非常にルーズな党であることもますますはっきりしてくる」と、国会論戦を通じて菅政権を追及する姿勢も明らかにした。
みんなの党の渡辺喜美代表が「国会に出てきて説明をすべきだ」と強調したほか、たちあがれ日本の平沼赳夫代表が「国会にも説明する必要はある」、新党改革の舛添要一代表は「国会の場で、今後とも『政治とカネ』の問題を解明していきたい」と、小沢氏に国会での説明を求めた。共産党も証人喚問を求める考えだ。平沼氏は、議員辞職も「選択肢のひとつだ」と述べた。
自民党の逢沢一郎国対委員長は、衆院予算委員会で小沢氏の証人喚問を実現させるべく、5日に野党国対委員長会談を開き、小沢氏の議員辞職勧告決議案の対応も含めて協議する考えを明らかにした。