市内の飲食店を原因施設とする,フグによる食中毒が発生しました。当該施設では,保健所に届出等を行わず不適切な処理方法で有毒部位を提供していました。
全国では,毎年約20〜40件のフグによる食中毒が発生しており、最悪の場合は、死に至ります。
フグは猛毒を持っており,この毒はテトロドトキシンと呼ばれ,青酸カリの1000倍に達するといわれています。また,解毒剤はなく,加熱しても分解されません。
フグは種類によって毒のある部分が異なり,肝臓や卵巣だけでなく身や皮にも毒がある場合があります。また,同じ種類のフグでも,個体・季節・地域によって毒性が異なる場合があります。
フグの販売及び処理について適正な取扱いを行うため,本市では,フグの処理を行う場合は,フグ処理者養成講習会を受講した調理師が,保健所に届け出た施設で行うよう指導しています。
営業者のみなさまは,保健所に届出を行っていない施設又はフグ処理者不在でのフグ処理(有毒部位のすべてを除去することをいう。)は,絶対に行わないようにお願い致します。
また,フグ処理施設には,届出済証を掲示することとなっています。消費者のみなさまは,届出済証を掲示していない施設(フグの処理を行わない施設,例えば,既に処理されたフグを仕入れて提供する施設を除く。)でフグを喫食することのないようにお願い致します。
営業者が消費者に処理をしていないフグを販売・授与することや,釣ったフグやもらったフグを素人が調理することは大変危険ですので,絶対にやめましょう。
フグによる食中毒が発生しました!フグの素人調理は絶対に止めましょう!
フグによる食中毒にご用心!!
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