台風4号:12日夜にも北日本に上陸の恐れ 気象庁

2010年8月11日 20時11分 更新:8月12日 1時13分

 台風4号は12日午前0時現在、松江市の北北西約120キロの海上を時速約25キロで東に進んでいる。気象庁によると、中心気圧は990ヘクトパスカル、最大瞬間風速は35メートル。今後は徐々に加速しながら日本海上を進み、12日夜から13日未明にかけて北日本に上陸する恐れがある。

 台風の影響で日本列島付近の大気の状態が不安定になっており、台風から離れた地域でも局地的に1時間に80ミリの猛烈な雨が降る恐れがある。北海道は日本列島の北側にある停滞前線と低気圧の影響で雨量が多くなる見込み。土砂災害や河川の増水に警戒が必要だ。

 風も強まり、12日にかけて九州北部から東北の広い範囲で、最大風速は陸上で18~20メートルに達するとみられる。波の高さも九州北部や中国地方で6メートルを超える大しけとなるとみられる。また、大潮の期間で潮位が高いため、台風が近くを通過する地域では高潮にも警戒が必要としている。【飯田和樹】

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