ジャスコ：野菜格安セール　２５０店で実施

天候不順で野菜が高騰する中、「野菜大放出」の安売りが行われ、開店と同時に野菜を買い求める人たち＝名古屋市熱田区のジャスコ熱田店で２０１０年８月１０日、兵藤公治撮影

　猛暑や大雨で野菜の価格が高騰する中、イオンリテールは１０日、本州・四国の約２５０店のジャスコで、キャベツやレタスなど７種類前後の野菜を通常より３～５割引きで売る格安セールを実施した。セールは１０日のみ。

　名古屋市熱田区のジャスコ熱田店は、１個１９８円に値上がりしていたキャベツを８５円、１本１５８円だったトウモロコシを９８円で販売。開店の午前９時から大勢の買い物客でにぎわった。契約農家などからの大量仕入れで低価格を実現したといい、イオンリテールの西田茂樹・農産グループマネジャーは「家庭で使う頻度が多いキャベツやレタスの値上がりが激しい。セールが野菜の消費拡大につながればいい」と話した。【工藤昭久】