2010年8月9日 20時21分 更新:8月9日 21時34分
日本野球機構(NPB)は9日、12球団の選手、監督ら計858人(選手675人、監督・コーチ183人)が選んだ「最高の試合」「名勝負・名場面」の結果を発表した。「最高の試合」は、1994年10月8日の中日-巨人戦(ナゴヤ)が99票を集めて1位となった。
この試合は、史上初の同率首位同士の最終戦対決。勝った方が優勝という大一番は、長嶋茂雄監督(当時)率いる巨人が6-3で中日を破り、4年ぶりのリーグ制覇を果たした。長嶋監督が「国民的行事」と呼び、大きな関心を集めた一戦だった。2位は、近鉄が北川博敏(現オリックス)の代打逆転サヨナラ満塁本塁打でリーグ優勝を決めた01年9月26日の近鉄-オリックス戦(大阪ドーム)だった。
「名勝負・名場面」の1位には、昨年10月21日のパ・リーグのクライマックスシリーズ第2ステージ第1戦、日本ハム-楽天戦(札幌ドーム)で、九回にスレッジ(当時日本ハム、現横浜)が放った逆転サヨナラ満塁本塁打が43票で選ばれた。
NPBでは記憶に残る試合や名シーンを後世に伝えようと、今春からアンケートを実施していた。対象が現役の指導者、選手のため、上位はほぼ1990年以降の試合で占められた。詳細はNPBのホームページ(http://fan.npb.or.jp/)へ。【立松敏幸】