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「前田検事に裏切られた」=隠ぺい否定「全力で戦う」―取材に拘置中の大坪容疑者

時事通信 10月5日(火)11時29分配信

 大阪地検特捜部の証拠改ざん・隠ぺい事件で、犯人隠避容疑で逮捕された前特捜部長大坪弘道容疑者(57)が5日までに、拘置中の大阪拘置所(大阪市)で時事通信の取材に応じた。主任検事前田恒彦容疑者(43)=証拠隠滅容疑で逮捕=が、大坪容疑者らによる隠ぺい指示があったと供述した点について、「(改ざんを)実行したのは彼一人。自分は裏切られたが、監督責任はある」と話した。
 大坪容疑者は4日、同拘置所で面会に応じた。否認している容疑者に面会が認められるのは異例。
 同容疑者は「(事件に)巻き込まれた。(結果は)分からないが、最高検と全力で戦っている最中だ」と述べ、改めて容疑を否定。最高検の捜査に対しては「思うところはある」と不満を示した。
 最高検は、前田容疑者が証拠品のフロッピーディスクのデータ改ざんに関して作った経過報告書を、大坪容疑者らが過失を強調するよう何回も書き直させたとみている。
 大坪容疑者はこれに対し、「報告書の意味はどうとでも取れる。いざというときのため、ちゃんとしたものを用意しておく必要があったから、何度も直したとも考えられる」と反論。前田容疑者がパソコンに保存した報告書ファイルを削除したのは自分の指示でないと否定した。
 前田容疑者については「フロッピーの書き換え、(改ざんの)発覚時、逮捕後の供述。かわいがっていた部下に3回裏切られた。疲れた」と話した。
 大坪容疑者は面会中、時折笑顔も見せる一方、「空元気だ」と声を落とす場面もあった。 

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最終更新:10月5日(火)12時5分

時事通信

 

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