家電量販のエディオン(大阪市)は4日、広島市中区紙屋町のデオデオ本店を2013年以降に建て替え、西隣に建設する第2本店と合わせツインビル形式にする計画を明らかにした。両ビルを合わせた売り場は広島都市圏最大となる見通しで、情報家電などの品ぞろえを強める。
久保允誉社長が、中国新聞のインタビューに答えた。計画では、まず本店の西側の約1300平方メートルの敷地に地上10階、地下1階の第2本店ビルを建てる。店舗面積は、現在の本店と同規模の8500平方メートル前後で調整中。12年初夏に開業する。
その後、本店を取り壊し、跡地に地上10階建てのビルを建設する。両ビルはツインビルとして一体感のある外観とする方針。完成は13年度下期以降で調整している。
ツインビルの店舗面積は計1万5千平方メートル前後となる見通しで、現本店の約1・7倍となる。南区のビックカメラ・ベスト広島店を抜き、広島都市圏で最大の家電店となる。年間売上高は計300億円前後になるとみられる。総工費は未定。今後、両ビルの機能分担を詰める。
久保社長は「デオデオの旗艦店として、商品を充実させる。広島市中心部を活性化させる一助になれば」と話している。
【写真説明】建て替えを予定するデオデオ本店(左)と、新店の建設予定地(右)
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