陸山会事件:小沢氏の国会招致で一致 野党

2010年10月4日 21時47分 更新:10月5日 0時42分

事務所を出る民主党の小沢一郎元代表(中央)=東京都港区で2010年10月4日午後6時56分、佐々木順一撮影
事務所を出る民主党の小沢一郎元代表(中央)=東京都港区で2010年10月4日午後6時56分、佐々木順一撮影

 臨時国会での本格論戦を控え、野党共闘の構築に腐心してきた自民党にとって、「政治とカネ」問題の再浮上は好都合だ。焦点となる10年度補正予算案を巡り、政府・与党批判を強める自民党に対し、公明党は与党との連携に含みを残してきた。政治とカネ問題なら野党各党が足並みをそろえやすく、野党側は一斉に民主党批判を強めている。

 公明党の山口那津男代表は4日、「民主党が事態を積極的に解決する姿勢はみられない。(小沢氏に)隠れていろとか、役職を解くとかでは解決にならない」と指摘。支持層が敏感な政治資金問題で、民主党との対決色を鮮明にした。野党各党は5日にも国対委員長会談を開き、小沢氏の国会招致で一致する見通しだ。

 今後、民主党内で小沢氏の離党や除名処分の動きが出れば、次の展開を予想する声もある。自民党幹部は4日夜、「民主党から小沢グループが出ていけば、連立も見えてくる」ともらした。「小沢氏抜きの民主党」との連携論は、自民党の河野太郎前幹事長代理ら中堅・若手議員に根強い。

 中堅・若手には「世代交代」への期待も広がる。当選14回の小沢氏が影響力を失うことで、野党側も世代交代を避けられないとの見方だ。自民党ではすでに石原伸晃幹事長が誕生するなど、若返りが進んでおり、中堅議員は「小沢氏が表に出なくなり、民主党の世代交代が進めば、自民党もより変わらなければならない」と語った。【須藤孝、中田卓二】

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