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【芸能・社会】

子のアレルギー事例を募集 藤田保健大が予防策づくり

2010年10月5日 05時15分

 子どもが食物アレルギーの原因食品を誤って食べて発症するケースをなくそうと、藤田保健衛生大の宇理須厚雄教授(小児科)らが「ひやりはっと事例」を募集している。年内に千例を集めて原因を分析、予防策をまとめた冊子をつくり学校や自治体に配布する予定。

 乳児の5〜10%が食物アレルギーを持つとされ、発症するとショック症状で死亡する例も。加工食品ではアレルギーを起こしやすい食材の表示が義務付けられているが、食品メーカーの検査不備や飲食店の調理過程での混入などで発症例が後を絶たないという。

 事例は、NPO法人「アレルギー支援ネットワーク」(名古屋市)のホームページで募集。症状や原因食材、どこで起きたかなどの質問への回答を基に、宇理須教授らが発症場所ごとに事例を分析、来年中に予防策などをまとめる。

 宇理須教授は「多くの事例を集め、より具体的な対策を作りたい」と話している。

(共同)
 

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