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小橋・みずき 愛のマシンガンチュー

 小橋建太のほっぺにキスをするみずき舞=帝国ホテル(撮影・持木克友)
 小橋建太のほっぺにキスをするみずき舞=帝国ホテル(撮影・持木克友)

 結婚を前提に交際中だったプロレスラーの小橋建太(43)と歌手・みずき舞(36)が2日、入籍し、都内のホテルで挙式した。ツーショット会見では、みずきがカメラマンのリクエストに応じ小橋の左ほおにキスを7連発。チョップの連打が得意技の小橋だが、人生のタッグパートナーから受けた“愛の波状攻撃”にすっかりメロメロになっていた。小橋はまた「結婚を機に一から頑張っていきたい。年内に復帰したい」と所属するノアの12月5日の日本武道館大会での復帰を誓った。なお披露宴は来年4月に予定。

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 本業とは違う慣れない結婚会見。緊張しきりだった小橋の表情が、どんどん和らいでいった。

 カメラマンからお約束のキスのリクエストに、2人は素直に応じた。みずきが小橋の左ほおに唇を寄せる。だが、1回で終わらなかった。

 「もう1回」「こちら側にも」の声に、みずきが照れながらも応えた。その数7回。チョップの連打で相手レスラーを怖がらせた小橋が、優しい笑顔で受け止めた。

 14年の交際を経てのゴールイン。会見には小橋がモーニング姿。みずきが純白のウエディングドレスで登場。「ほれ直した」と小橋。みずきが「上半身が裸の小橋さんと違う。りりしい」と、ほほ笑み合った。ゆっくり訪れた春は、その分だけ温かさがあった。

 プロレスと結婚した男と言われ、妥協しない闘いを繰り広げてきた小橋。その代償で、両ひじ、両ひざを故障。現在はリハビリ中だ。06年には腎臓がんで右腎臓を摘出した。そんな苦しい時を、みずきが支え続け、互いに「結婚しよう」と自然に言い合った。

 苦しみを分かち合ってきただけに、愛のきずなは強い。浮気についての質問には、みずきが「それくらい元気に過ごしてくれれば」と信頼しきって答えた。

 その信頼は実生活ではぐくまれた。昨年秋から2人は同居し、みずきは料理でも小橋をサポート。小橋もどんなに遅い帰宅でも家で必ずみずきの手料理を食べた。一度もけんかをしたことがなく、小橋の怒った表情を、みずきはリングでしか見たことがないという。

 この日は親族のみで挙式し、入籍も済ませた。小橋は気持ちも新たに「結婚したことで、また一から頑張りたい」と決意表明。「年内に復帰したい。まだ2カ月ある」とノアの年内最後のビッグ大会、12月5日の日本武道館大会での復帰を見据えた。

(2010年10月2日)

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