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仲間由紀恵 “巻き髪”で初の本格サスペンス

 女優仲間由紀恵(30)が初の本格サスペンス主演で新境地に挑む。フジテレビで12月放送予定の2時間ドラマ「目線」で、足が不自由で感情を表に出さない令嬢役。当たり役となったテレビ朝日「TRICK」シリーズとは正反対のキャラクターだ。さらに全編車椅子に乗っての演技で、撮影を終え「とても難しく新鮮だった」と語っている。

 物語はセレブ一家・堂島家が舞台。一族や使用人が続々と謎の死を遂げる。その後、ガレージで首をつっている運転手(きたろう)の死体が見つかり、一連の犯行を悔やんでの自殺と断定されるが、のちに高度なトリックと真相が判明する。

 仲間演じるあかりは堂島家の三女でイラストレーター。幼少のころの事故がきっかけで車椅子生活を送る。ほがらかな振る舞いの裏で心に深い陰を持ち本心を見せないミステリアスな人物。「本音をできるだけ出さないように、でも心の闇は出さなければいけないというバランスが難しかった」(仲間)という。

 「TRICK」で演じた山田奈緒子はコミカルなキャラクターで、性格も裏表がなく単純そのもの。出世作となり、開花したコメディエンヌの一面はのちの「ごくせん」シリーズ(日本テレビ)などにつながった。初主演の2時間サスペンスドラマの役どころは、それら“当たり役”と真逆。「深窓の令嬢なので髪の毛も巻き髪だったり、とても新鮮でした」と振り返った。保原賢一郎プロデューサーは「この役には清潔感、透明感、上品であることが必要。仲間さん以外には考えられなかった」と話した。

 「人生で初めて乗った」という車椅子での熱演も見どころ。93年「ひとつ屋根の下」で車椅子演技の経験があり、05年「NHK紅白歌合戦」でともに司会を務めた共演の山本耕史(33)からアドバイスを受けた。「操作が難しく“微妙に1歩前”などの指示に苦労した」(仲間)という。

 題名は「実際に車椅子に乗ってみると普段よりも目線が断然、下にあった」という意味だけでなく、物事のとらえ方や人による考えの差などの含みを感じさせ、作品の奥深さを象徴。本格サスペンスに“ニュー仲間”が深みを加える。

 ≪有形文化財を使用し収録≫収録には、細川家第16代の細川護立侯爵により1936年(昭11)に建てられ、東京都の有形文化財に指定されている豪邸「和敬塾本館」(東京・目白)を使用。加えて美術スタッフが豪勢な装飾を施しゴージャスな大邸宅に仕上げた。原作は、60歳で作家になりデビュー作「氷の華」が35万部を売り上げた天野節子氏の最新作。ドラマ化をめぐり民放各局で争奪戦が繰り広げられた。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年10月04日 ]

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