色々ありましたが…高砂親方「よくやった」

　【朝青龍断髪式】師匠だった高砂親方は断髪式の最後に大銀杏を切り落とし、朝青龍の肩を叩いて「ごくろうさん」と声をかけた。

　数々の不祥事を繰り返した朝青龍を弟子に持ったことで、一時は理事だった自身の階級は計４階級も降格。しかし、引退相撲を終えると「よくやったんじゃないか。あとは“次”だな。経験したことを生かして、いい意味で頑張ってもらいたい」と感慨深そうに話した。

　▼第６４代横綱曙（現プロレスラー）引退は残念だが、よく頑張ったと思う。これからの人生も長いですから、相撲時代に経験したことを思い出して頑張ってほしい。

　▼幕内高見盛（同じ一門で朝青龍の太刀持ち、露払いを務めた）横綱がいなくなった分、自分が生き生きしないといけない。一番の思い出は（０３年名古屋場所で）勝ったとき。自分もあと少しだと思うと感傷に浸ってしまうよ。

　▼佐々木主浩（野球評論家）次の目標も見つけてるみたいだし、けろっとしていたね。横綱になってから知り合ったけど、一緒に酒を飲んだことが一番の思い出。（酒が原因で引退に追い込まれたが）それがあいつらしい。

　▼つんく♂（ミュージシャン、音楽プロデューサー）お疲れさまでした。本当におめでたいことです。朝青龍の歌手デビュー？そういうのがあれば実現させたいですね。

　▼みのもんた（タレント）土俵上では「今晩飲みに行こう」と言葉をかけた。本人も言っていたが、もう少しやれる自信はあっただけに、もったいない。日本人力士のためにも、頑張ってほしかった。

　▼浜村敏之氏（前明徳義塾高相撲部監督）１３年前の丸刈り頭を思い出した。まだ２、３年は頑張れたので寂しい気持ちだが、切り替えて第２の人生で頑張ってほしい。

　▼亀田興毅（ボクシング元ＷＢＣ世界フライ級王者）ずっと好きだったし、自分の中でのヒーローだった。引退したとは思っていないからね。お疲れさまとも言いたくない。

　▼朝青龍の父ドルゴルスレンさん　たくさんの日本のファンとモンゴルの要人が断髪式に来てくれて、とても満足しています。息子は日本に来たことでモンゴルでも人気者になれた。日本のみなさまにありがとうございます、と言いたいです。

　▼朝青龍の兄セルジブデさん　寂しい感じだけど、これからも階段はある。相撲で優勝２５回したけど、第２の人生では１００回優勝してほしい。ずっと勝ち続けて“世界の横綱”と呼ばれるようになってほしい。

[ 2010年10月04日 ]