尖閣漁船衝突「政府対応は不適切」7割、内閣支持率も急落48・5%
産経新聞 10月1日(金)11時56分配信
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衆院予算委員会で民主党の長島昭久氏の質問に答える菅直人首相=30日午前、国会・衆院第一委員室(酒巻俊介撮影)(写真:産経新聞) |
【グラフで見る】内閣改造直後の「首相の人柄評価」が63%
民主党代表選で再選を決め、内閣改造で人心を一新したこともあり、政権発足後、最高を記録していた内閣支持率は、今回の外交・安全保障問題での稚拙な対応で、8月段階の水準まで落ち、政権の足下を揺さぶる結果となった。
調査結果によると、事件への対応で62・3%が「菅政権へのイメージが悪くなった」と答えた。81・4%は菅政権の対応が「弱腰といわれても仕方ないと思う」と回答。事件対応をめぐって「日本は圧力をかければ屈するとのイメージを持たれる懸念がある」とした人も78・8%にのぼり、菅政権の事件対応への評価は、きわめて厳しかった。
一方で、中国から日本向けのレアアース(希土類)の輸出通関が滞ったり、準大手ゼネコン「フジタ」の現地社員が拘束されるなど、中国人船長の逮捕後、中国が「報復措置」とみられる対応を繰り返していることを受けて、中国側の対応を「適切と思わない」とする中国に対する拒否反応が88・6%と9割近くに達した。
79・7%は、中国の対応で「中国のイメージが悪くなった」と回答しており、急速に日本国民の「対中イメージ」が悪化していることもわかった。
那覇地検が事件を引き起こした中国人船長を処分保留のまま釈放するとの決定を出したことについては、77・6%が「不適切」と回答した。また、84・5%が釈放決定に「政府の関与があった」と考えていることもわかった。
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最終更新:10月1日(金)13時22分
- 菅直人(かんなおと)
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- 所属院 選挙区 政党:
- 衆議院 東京都第18区 民主党
- プロフィール:
- 1946年10月10日生 初当選/1980年 当選回数/10回
- (写真提供:時事通信社)
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