ここから本文エリア 大田会頭 退任へ/広島商議所2010年09月30日
広島商工会議所の大田哲哉会頭(69)は29日、任期を終える10月いっぱいで退任することを表明した。体調不良が原因。同商議所は会頭選考委員会で後任の候補者を選び、11月初めの議員総会で正式に決める。(諏訪和仁) この日の定例記者会見で、8月半ばに体調を崩して入院したことを明らかにした。胆管を手術し、医師から「あと3年会頭を続けるのは無理」と告げられたという。広島電鉄の会長は続ける。 ややほっそりとした大田会頭は3年の任期を振り返り、「(2008年の)リーマン・ショック後にバイ・ヒロシマ運動でマツダを支援したことは、製造業の回復を早めることにつながったのではと思う」と話し、広島財界や県民の結束力をたたえた。 大田会頭はさらに、今の商議所ビルを取り壊し、広島市が解体する旧広島市民球場(広島市中区)の跡地に新ビルを建てることを決めたと発表した。商議所ビルは平和記念公園側から原爆ドームを見ると背景に入り込むため、移転が求められていた。 新ビルの建設計画によると、総工費は38億円。今年度中に設計を始め、来年度には工事に入り、13年度から使う。商議所ビルの移転は07年の就任時からの課題で、「今後、商議所ビルの移転について広島市と具体的に話し合うが、これで建て替えの道筋はついた」と話した。 また大田会頭は広島市の五輪基本計画案について、「経済界が協力するなら、お金をなんぼ出すかだから、中身をしっかり説明してもらわないと。今の段階では何とも言えない」と話すにとどまった。
マイタウン広島
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