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フグ肝の煮付けで食中毒、2人意識不明 広島のすし店

2010年10月5日0時28分

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 広島県福山市加茂町下加茂のすし店「加茂川すし」(北村晴彦店主)で3日、フグの肝の煮付けを食べた男女2人が意識不明となり、病院に運ばれた。市保健所は4日、フグ毒による食中毒と断定し、同店を営業禁止処分とした。

 市保健所によると、肝を含むフグの内臓は、食品衛生法で調理や加工が禁止されており、店には、フグをさばくフグ処理者の資格を持つ者はいなかったという。

 福山北署や市保健所によると、3日午後4〜6時、店主(72)の妻(77)が、冷蔵庫にあったフグの肝で煮付けを作り、同市加茂町八軒屋の男性客(72)に出した。

 煮付けを2、3切れ食べた男性はまもなく体の不調を訴え、店主が自宅まで送っていったが、午後5時ごろ、救急車で運ばれたという。また、同じ煮付けを食べた店主の妻も午後6時半ごろ、体の不調を訴えて救急車で運ばれたという。フグはこの日夜の宴会に出すために仕入れ、肝と切り身を冷蔵庫で保管していたという。(錦光山雅子)

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