旧広島市民球場のホームベースなど１５点　公開オークションへ

オークションに向けて取り外される旧広島市民球場の座席（広島市中区で）＝浜井孝幸撮影

　広島市は、解体を予定している旧広島市民球場（中区）で２４日、観客席や入り口案内図、ホームベース、トイレのマークなど１５点を売却する公開オークションを行う。

　被爆地復興の象徴となった球場への思い出を、市民やファンに永遠に持ち続けてもらおうと企画。現在、委託業者が観客席を取り外す作業などを進めている。

　参加条件は２０歳以上で、定員２００人。希望者は１４日までに、往復はがきで市へ申し込む。担当者は「選手とかかわりが深く、ファンが愛着を持っているものを選びました」。問い合わせは市旧市民球場跡地担当（０８２・５０４・２７５０）へ。