名誉毀損事件の判決が出ました

★ 2010/09/29 ★


名誉毀損とストーカー被害を訴え、平成20年から争っていた(被害は平成17年以前から)事件の判決が出ました。

沙澄側は自分だけで闘いました。
被告側は代理人弁護士をつけていました。

弁護士をつける経済的余裕がないというのは、裁判において大変な不利として働きますが、それでも、この判決が出ました。
法廷は 地方裁判所、最高裁判所に次ぐ重要な裁判所です。
※ 第一審が最高裁判所で行われることはありませんので、第一審としては、最高レベルにきちんと裁判する裁判所です。

【判決】被告は原告(沙澄)に対し、30万の金員(慰謝料)を支払え。

被告と同じように、当方に関する誹謗中傷を掲載している人は、即刻やめなさい。
あなたのしていることは 名誉毀損 (誹謗中傷) という違法行為です。刑法にも規定されていますので、文字通りの犯罪です。
十月いっぱい待ちますが、十一月より、やめない方については片っ端から訴えます。
地方裁判所での 判決 が出ましたので、今後はプロバイダも、発信者情報開示や削除請求に積極的に協力するでしょう。
『判決』というのは法律と同等に重要なもので、地方裁判所という、最高裁判所に次ぐ司法機関から出された判決の重要さは言わずもがな。
この判例がある以上、被告と同じような内容の記事について、地方裁判所で争う必要はもはやありません。
1日で片がつく 少額訴訟や簡易裁判で、被告と同じことをしている人には、同じ30万の支払いを求めます。


さて、私の方も、同じ名誉毀損で被告に反訴されていました。
はて?
私がいつ、被告の名誉を毀損したというのでしょうか。どなたも、被告がどこの誰かご存知ないはずです。
さらに、私には被告と違い、削除要請を受けた記事を削除しなかった前例などありません。
私が掲載した何らかの記事が被告の名誉を毀損したのだとしても、被告が私に削除要請をしなかった、というだけのことなのですが。


重要なことなので、まず断ります。私にも慰謝料の支払いが命じられましたが、それは『被告の名誉を毀損した』ことに対してであって、判決において、被告が掲載していた記事の正当性はまったく認められていません。
私が何年も我慢した末に、同じ被害者を救済する資料になればと考え、訴訟を含めた公式手続きの過程を具体的にご紹介した中で、被告を名指しせずに悪く言った文面がありましたが、訴訟番号の記載が個人の特定にあたる というまさかの判決が出ました。
訴状には私の住所・本名だって出ています。名誉毀損が成立するほど、不特定多数の人が見るとは到底思えないのですが、判決が出てしまった以上、それが公式の正義です。

当方に公式回答を求めている人は、即刻やめなさい。あなたは当方に犯罪行為を要請し、当方がそれに応じないと言って腹を立てている。

かざきり羽は今までも、そしてこれからも、恋愛ファンタジー小説を提供するサイトです。
架空のキャラ達についての解説ならいくらでもしますが、実在の他人が関わる事件について、本当のことでも公開であれこれ言ってはならないのです。当方が、本件に関わった他人が本当に働いた悪事や、本当にした間違いを指摘しても、名誉毀損は成立してしまいます。

というわけで、当方が被告への反論の中で、被告の悪口を書いたことについて、同じ30万の慰謝料の支払いを命じる判決が出ました。

相手の名誉を毀損した期間の長短など不問。
どちらが先に相手の人権を侵害したかも不問。
相手の削除要請に応じる誠意があったかどうかも不問。

同等の罰金とは、どういうことなのか全く理解できませんし、また、当方が被告の名誉を毀損した事由を述べる判決文の中には、「沙澄汎奈は、かざきり羽を日記などの雑文を簡単に書き短期間に削除するなどするサイトとして利用してきた。」などという大間違いの文言も多々、見受けられます。私が認めていないことが、認めた事実として記載されています。
ファンの皆様ならご承知の通り、かざきり羽はまったくもって、そのようなサイトではありません。
被告代理人が、裁判官がそのように誤解するよう仕向けたとしても、現物を確認すればそれが嘘だというのは明らかなのに。

ですが、これは現在進行形で被害を受けている当方にとって、大変に有益な判決です。

ここで重要なのは、実際にサイトをそのような目的で利用して他人を悪く言った場合、やはり、名誉毀損罪が成立するという判決が出た ということです。なんと、何年も続けている人と同等の慰謝料の支払いを命じられます。

ブログやサイトに、他人の名誉を毀損する記事を掲載しているあなた。

「昨日始めたばかり」

関係ありません。(裁判所)

「反論しただけ。何年も冤罪を着せられて大変な被害に遭い続けているのに、反論したからって喧嘩両成敗なんですか」

関係ありません。喧嘩両成敗です。(裁判所)

「本名を出しているわけじゃない」

関係ありません。サイト名でもハンドルネームでも訴訟番号でも、相手を特定していると認めます。(裁判所)

「削除しろって言われていない。私は迷惑だと言われれば、裁判沙汰にされなくてもやめますよ!」

関係ありません。1秒でもやった事実は間違いない。(裁判所)


私は今後、喧嘩両成敗にされるので、事件についての回答や経過報告は一切行わず、本件でマスターした手順通りに、悪事をやめない加害者を片っ端から訴えていきます。
被告に慰謝料の支払いが命じられたこと以上に、これだけ良心的に対応していた当方に「名誉毀損」で同等の慰謝料の支払いが命じられたという事実は、被告と類似の記事を掲載している人を訴え、勝訴するのに大変に強力な判例です。
なんという、問答無用。
何年も我慢し、被告の人権を尊重し続けてきた私が馬鹿みたいですが。

本件に関する回答は、これが最後となります。
当方は正々堂々、真正面から地方裁判所での大変な裁判を闘い抜きました。
そして、裁判所は被告が掲載している記事の正当性を認めず、被告を有罪としました。
ファンの皆様に対して、この事実こそが、もっとも誠意ある私の答えだ、と思っています。
何も後ろ暗いことはないから警察署に赴き、裁判所に赴き。
被告側に言いたいだけ言わせて、本日ようやく、判決を頂きました。

当方も有罪とされましたが、冤罪をかけられ、身の潔白を訴えた記事の中で、被告を侮辱してしまった ためです。
決して、被告が言いふらしていた私の罪状が事実だったからではありません。

以上です。


第三者は被告に連絡を取ることなど拒否しています

★ 2010/10/04 ★


経過報告はしないつもりでしたが、これは重大なので二点だけ、報告いたします。
さすがに、判決に記載ミスがあるとは思わなかったので。

判決に重大な間違い【主文】

主文「1」「2」にて、原告と被告の書き間違いが発生しています。
先に違法行為を行ったのは被告であるのに、なぜか、慰謝料は沙にょが先に支払えとなっていたのですが、控訴するつもりで弁護士さんに相談したところ、記載ミスを指摘され、裁判所に確認したところ、記載ミスでした。
明日、訂正の書類を送って頂けるそうです。
そして、主文「4」が紛らわしいのですが、「乙事件の申立手数料は被告の負担とし」の被告とは沙にょのことではありません。(裁判所に確認しました)
主文「1」「2」が間違いではないと考えた場合、沙にょが実質的に敗訴したように見えるので、この被告というのが沙にょを指すように見えるのですが、被告のことです。
以上の間違いにより、被告は勝訴したつもりだったと思います。
判決が間違っていたのですから、被告がそう勘違いするのは致し方のないこと。
ですが、沙にょの勝訴です。よって、控訴は行いません。
代わりに、改めて被告とライブドアプロバイダに被告ブログの削除を要請した後、被告もプロバイダも応じなければ、今度は、本訴で判断されなかった文言(私が具体的に指摘しなかった、私の名誉を毀損する他の文言)について名誉毀損を訴え、さらに、無断転載について著作権侵害、プライバシーの侵害、ストーカー被害などを訴えます。
第三者は被告に連絡を取ることなど拒否しています

まともな感覚の方なら、第三者が被告に連絡を取りたくない理由、わかりますよね。
被告がブログで第三者に呼びかけているのを見ましたが、沙にょへの攻撃を、有罪判決を喰らってまでやめないのが被告です。そのような人間と連絡を取りたい人はふつうにいません。
沙にょが削除要請を出しても記事を下げない被告が、第三者が削除要請を出したら記事を下げるっておかしな話じゃないですか?
「迷惑です」と訴えられただけでは、被告が他人を傷つける行為をやめないことは本件で証明されました。
自分が何者か、沙にょ側の関係者が知られたくないと思うのは当然です。
沙にょのように名指しで悪く言われて、削除要請した文章を引用と言い張られて無断転載されるのが目に見えています。

判決に「名誉毀損に対する救済としては、その(ブログの)完全削除を命ずるまでの必要性なく」と記載されたのは事実です。しかしこれは、被告が法廷で涙ながらに「私のブログには沙澄さんと関係ない記事もたくさんあるのに」という趣旨の証言をしたからです。
裁判官は、沙にょと関係ない記事まで削除する必要はない、というつもりで判決を書いたはずだと考えております。
被告が違うと言い張るのなら、また、別件としての裁判で争うことになるでしょう。
そして、勝手に当方をブログのテーマ(タグ)にしている被告が、沙にょと関係ない記事もあると法廷で証言したことを、皆さんは忘れないでください。沙にょがブログのテーマにされていますから、あたかも、全て沙にょに関係ある記事のようですよね? 被告の証言によれば、関係ない記事もたくさんあるそうです。
ええ、身に覚えのない誹謗中傷ばかりです。