2010年8月6日 20時22分 更新:8月6日 20時34分
日本列島は6日、引き続き強い太平洋高気圧に覆われてよく晴れ全国的に厳しい暑さとなった。気象庁が観測する921地点のうち230地点で今年の最高気温を観測。北海道北見市や福井県美浜町で37.1度になるなど17地点で観測史上最高気温を更新した。最高気温35度以上の猛暑日の地点は179地点(34道府県)、30度以上の真夏日の地点は全体の約9割にあたる842地点(47都道府県)で、いずれも今年最多となった。
気象庁によると、青森市36.6度▽岩手県釜石市36.1度▽佐賀市36.6度--など32地点で、今年初めて猛暑日を記録。全国で最も暑かったのは最高気温38.4度の鳥取市。このほか気温が高かった主な地点は、兵庫県豊岡市38.0度▽京都府舞鶴市37.7度▽大分県玖珠町、大阪府枚方市37.5度▽島根県益田市37.3度--など。この日は日本列島の北側の低気圧に向かって南から暖かい空気が流れ込んだことから、北海道や東北でも猛烈な暑さとなった。
気象庁天気相談所によると、北海道は7日以降、前線や気圧の谷の影響で曇りや雨の日が多くなる見込みで、極端な暑さは落ち着く見込み。ただ、全国的に平年より気温が高い状態は続くという。【飯田和樹】