2010年8月5日 19時22分 更新:8月5日 20時33分
日本列島は5日、太平洋高気圧に覆われ、35度以上の猛暑日となった地点が今年最多の177地点(36都府県)に達した。30度以上の真夏日も、気象庁の921観測地点の8割近い716地点(47都道府県)に達し、今年最多となった。
気象庁によると、福井県坂井市で地点の観測史上最高の38.6度になったのをはじめ▽福岡県糸島市で38.3度▽島根県益田市で38.0度▽鳥取市で37.7度▽富山市で37.6度--を観測した。湿った空気が山越えすると風下のふもとが高温となるフェーン現象の影響で、特に日本海側で気温が上昇。福井、島根、鳥取県など6県8地点で観測史上最高気温を更新した。
気象庁天気相談所は「今年の暑さの2度目のピーク。6日以降、やや気温が下がるが、まだまだ暑い日が続く」とみている。【飯田和樹】