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歴史薫る「内蔵」の趣 最多の20棟が公開 横手・増田
 | 熱心な見学者が数多く訪れた内蔵の一般公開 |
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秋田県横手市増田町に残る内蔵を一般公開する「蔵の日」が3日、行われた。5回目の今回は、国の登録有形文化財に指定されている内蔵など、過去最多の20棟が公開された。 内蔵は、鞘(さや)と呼ばれる板壁にすっぽりと覆われているため、建物の外からは存在が分からない。町には、江戸時代後期から昭和初期にかけて建てられた内蔵が約50棟残っている。 この日公開された山吉商店の内蔵は1933年に建てられ、外観は白と黒のしっくいで塗られている。訪れた人は、歴史を感じさせる重厚な雰囲気にため息を漏らしながら見学していた。 会場となった町中心部では、地元の福嶋サイサイ囃子(ばやし)の練り歩きなども行われ、終日にぎわった。 イベントは実行委員会の主催。加藤勝義実行委員長(56)は「県外客も多く、増田の内蔵の認知度が上がってきた。内蔵を地域づくりに生かしたい」と話した。
2010年10月04日月曜日
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