Tue, April 20, 2010 10:50:33

SPATEN

テーマ:ドイツビール


おはようございます★

クローゼです♪今回2回目の登場です!!


今回は弊社のレストランやイベント等で扱っているSPATENというドイツビールについて自分が知っている限り書きたいと思います!



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左から順に
*ミュンヘナーヘル
*プレミアムボック
*オクトーバーフェストビア
*オプティメーター

個人的にはプレミアムボックが最高に好きです^^




*ここから下記に記した内容はこういった説があるということ。参考文献等で色々な説がありますのでご了承下さい*


SPATEN醸造所の草創期


シュパーテン醸造所の歴史は1397年まで遡ることが出来ます。1522年~1622年までシュタルンベルガー(Starnberger)家が保有、1622年~1704年までシュペート(Spatt)家が保有。

現在のシュパーテン醸造所の呼び名は1622年、ゲオルク・シュペート(Georg Spatt)がオーナーとなってから。"SPATEN"とはドイツ語で「スコップ」という意味でこのスコップと家名をひっかけているそうです。SPATENのエンブレムはスコップの絵柄に[GS]の文字が描いてありますが、この[GS]もゲオルク・シュペートのイニシャルを表しているそうです。



シュパーテン醸造所を中心に回るビールの歴史
今日、エールを差し置いて一番飲まれているラガー・ビールの歴史を紐解くとき、シュパーテン醸造所ほど多くの足跡を残した醸造所はないと思います。


シュパーテン醸造所の近現代における黎明期は、1807年、バイエルン王宮の醸造家ガブリエル・ゼードルマイル(Gabriel Sedlmayr)が、ミュンヘンで52軒ある醸造所の中で最も小さな醸造所を取得したときに端を発します。彼はその醸造所の最初期に当時最先端技術を誇っていたイギリスから盛んに技術を「輸入」したことでも知られています。


特に1833年6月から約5ヵ月間、ガブリエル・ゼードルマイルの子息、若きカール・ゼードルマイル(Carl Sedlmayr)はヴィエナ・スタイル(1841年)を開発した醸造家アントン・ドレハーとともにイギリス・バス社を訪れ、最も重要な技術をドイツに取り入れました。
また、1830年代末には、世界で最初に近代的な低温熟成(ラガーリング)の手法を開発しました(ラガー=貯蔵)。そのビールは、濃褐色のビール“ドゥンケル”でした。そのため、ミュンヒナー・ドゥンケルの元祖はシュパーテンで造られたものとされます。さらには、デュンケルの酵母を転用して、チェコのピルスナー(1842年)は造られたとも言い伝えられています。


1840年にはカール・ゼードルマイルが不完全ながら、下面発酵酵母の分離に成功します。こうしたシュパーテン醸造所の技術は周辺各国にも飛び火します。1846年、ガブリエル・ゼードルマイルの弟子であり、カールスバーグ醸造所(デンマーク)の創始者ヤコブ・クリスチアン・ヤコブセン(Jacob Christian Jacobsen)が、シュパーテン醸造所の酵母をもらい受け、デンマーク初のラガー・ビール造りに成功しました。このカールスバーグ醸造所で、エミール・クリスチアン・ハンゼン(Emil Christian Hansen)が世界初の酵母の純粋培養に成功するのは、それから37年後(1883年)です。

シュパーテン醸造所は1867年にはミュンヘンで最大の醸造所にまで成長。20世紀にはいるとビールの輸出に本腰を入れ、1909年にはアメリカへの定期的なビールの輸出を開始します。



今日のシュパーテン醸造所


1861年にはヨゼフ・ゼードルマイル(Joseph Sedlmayr)により15世紀創立のライスト醸造所を併合、1922年には、フランツィスカーナー醸造所を合併し、シュパーテン・フランツィスカーナー・ライスト醸造所となりました。1872年には、ミュンヘンの醸造所として初めてオクトーバーフェスト用のビールを上市しました。

1943~1945年に第二次大戦中の空襲により打撃を受けるも、1950年からは国外へのビールの輸出を再開しました。1997年にはレーヴェンブロイ(Löwenbräu)社と合併。2004年からインベヴ社(InBev)傘下。

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エンブレムの[GS]をGabriel Sedlmayr(ガブリエル・ゼードルマイル)のことと記している書籍もあります。

以上、かなり固い話になりましたがドイツビールはそれぞれの醸造所にしっかりとした歴史と誇りがあり最高の品質で今も製造しています。

次回はもう少しフランクに話せるよう努力します^^;


コメント

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1 ■秀逸な記事

検索していたら、ここに辿りつきました。

これはかなり秀逸な記事ですね!
何だか異様に私のブログの記事の内容に似ている気もしますが(笑

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