中国産野菜緊急輸入、大根は延期

 農林水産食品部は3日、天候不良による野菜の供給不足を補うために計画していた中国産大根50トンの輸入計画を延期したと発表した。輸入が見込まれていた大根が韓国で需要があるカクトゥギ(大根キムチ)用にはサイズ的に適さないことが理由。今後は適当なサイズの大根が確保できれば、輸入を行う方針だ。

 一方、白菜は当初計画よりも輸入量を60トン増やす。この結果、中国から輸入する白菜は当初予定の100トンから160トンに増える。農林部によると、中国産白菜は13日に韓国に到着し、18日から市中に供給される予定だ。

 韓国政府が1日に野菜類需給安定対策を発表した結果、2日の卸売市場では、白菜1株が前日比1280ウォン安の6194ウォン(約450円)で取引された。大根1本は84ウォン高の3350ウォン(約240円)だった。農林部関係者は「白菜は出荷量が増えたことや若大根など代替品の供給量が増えたことで値下がりしたが、大根は出荷量が減少したため値上がりした」と説明した。

パク・ウィレ朝鮮経済i記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
関連記事
記事リスト

このページのトップに戻る