李大統領の支持率50%超、全羅道で大きく上昇

金滉植新首相の任命が功を奏す

 李明博(イ・ミョンバク)大統領の支持率が最近、50%を突破した。支持率の上昇には、湖南(全羅道)地域が大きく貢献したが、これは韓国政府樹立以来初めて、全羅道出身の金滉植(キム・ファンシク)新首相を任命したためだと考えられる。

 金新首相が候補者に内定した後の先月26日、大統領府が世論調査会社リサーチ・アンド・リサーチ(R&R)に依頼して実施した世論調査の結果、李大統領の支持率は49%から50.9%へと、約1カ月前に比べ1.9%上昇した。特に光州市・全羅道での支持率の上昇(20.2%→28.6%)が際立った。

 R&Rの調査に先立ち、東アジア研究院と韓国リサーチが行った調査でも、湖南地域での支持率が22.1%から32.5%へと、10%も急上昇した。世論調査会社が行った調査で、湖南地域での李大統領の支持率が30%を超えたのは今回が初めてだ。

 最近の李大統領に対する支持率の変化は、湖南地域での「金新首相任命効果」だけではなかった。金台鎬(キム・テホ)前慶尚南道知事が首相候補に指名された際には、釜山市・慶尚南道での支持率が10%上昇したが、出馬を辞退した後は4%下落した。

 専門家たちは、「首相候補者の出身地域で大統領の支持率が上昇するというのは自然な現象だ」と話している。

洪永林(ホン・ヨンリム)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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