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中華民国駐長崎領事が中国漁民救助に尽力した石垣村(現・石垣市)の村民に贈った感謝状(「日本帝国沖縄県八重山郡尖閣列島内和洋島」と明記されている)=14日午後、石垣市の八重山博物館
【石垣】中国と台湾が領有権を主張している尖閣諸島を「日本帝国沖縄県八重山郡尖閣列島」と明記した中国政府の感謝状が、石垣市の八重山博物館に保管されている。1920年に石垣島の住民あてに贈られたもので、当時の中国政府が尖閣諸島を日本の領土と認識していたことがうかがえる。大浜長照石垣市長は14日に行われた市議会の一般質問で感謝状を根拠に「尖閣諸島が日本の領土であることは明らか」と強調した。
感謝状は1919年冬、中国福建省の漁民31人が遭難し、尖閣諸島魚釣島に漂着した際に、石垣村(現・石垣市)の住民が救助したことに感謝の意を表し、中華民国駐長崎領事が贈ったもの。
魚釣島を「和洋島」と日本名で明記しているほか、救助した島民を「玉代勢孫伴君」と記している。末尾の部分には領事名「馮冕(ひょう・めん)」と記され、「華駐長崎領事」の公印が押されている。日付は中華民国9年(1920年、大正9年)5月20日とある。感謝状を贈られた住民の親族は、90年ごろに市に寄贈していた。
大浜長照石垣市長は14日の市議会6月定例会一般質問で、尖閣諸島を「感謝状でも『日本の領土』とあり、日本の領土であることは明らか」と指摘する一方、自身が明言した魚釣島への上陸は「中国と日本の関係にどういう波紋が及んでくるか、慎重に判断しないといけない」と述べた。
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