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地検資料改ざん事件 「過失のストーリー」が明らかに

家宅捜索を終え、前大阪地検特捜部長の大坪弘道容疑者の自宅マンションを出る検察庁の係官
家宅捜索を終え、前大阪地検特捜部長の大坪弘道容疑者の自宅マンションを出る検察庁の係官
Photo By スポニチ

 大阪地検特捜部の押収資料改ざん事件で、逮捕された前副部長佐賀元明容疑者(49)が今年2月、主任検事前田恒彦容疑者(43)から聞き取った内容を記録したノートに「フロッピーディスク(FD)に保存する際の機械音が聞こえず、データが上書きされたことに気付かなかった」と記載していたことが2日、検察関係者への取材で分かった。

 前特捜部長大坪弘道容疑者(57)が主導して描いたとされる「過失のストーリー」の一端が浮かび上がった。

 約10日後に前田検事にあらためて作成させた経過報告書にも同様の記述があった。報告書のデータファイルは、前田検事のパソコンから削除されていたが、最高検が復元したことも判明した。

 検察関係者によると、佐賀前副部長は今年2月2日朝、大坪前部長から前田検事によるFDの書き換えを「過失で処理しろ」と指示された。

 佐賀前副部長と前田検事は「USBメモリーにコピーしたデータをいじっていたつもりだったが、(原本の)FDを書き換えてしまった」「周りの雑音が大きかったため、FDにデータを保存する際の機械音が聞こえなかった」とのストーリーを作り上げたという。

 

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