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バンナ撃破!京太郎スタミナ勝ちで初の8強!
K―1ワールドGP開幕戦は2日、韓国ソウル市オリンピック第1体育館で行われ、京太郎(24=チームドラゴン)はジェロム・レ・バンナ(37=フランス)を退けて初の8強入りを果たした。0―1の判定で延長戦となったが、スタミナが切れたバンナがリングを下り、試合放棄となった。決勝戦は12月3日(有明コロシアム予定)に行われる。
【対戦結果】
日本代表としての意地がバンナの心を折った。3R終了後の判定はバンナが1−0と優勢だったが、過半数を超えなかったため延長戦に突入。だが、ゴングが鳴る前にバンナはリングを下りた。これにより、試合放棄で京太郎の勝利となった。
スカッとした結末ではないものの、京太郎にとって初めての8強入り。「90%は負けていたと思った。でも、気持ちで負けたくなかったので、勝てて良かった」と白い歯をのぞかせて喜んだ。
序盤からサウスポーのバンナに対し、左に回りながら距離を取った。バンナが強引に詰めてくると、2Rには左右のパンチを浴びた。最終Rは「取り返すために前に出た。打ち合いにも負けたくなかった」と攻めた。突然、ガス欠状態になったバンナに左フック、右カウンターを打ち込んだ。この粘りがバンナを試合放棄に導いた。
4月のピーター・アーツとのヘビー級の防衛戦に勝ってからは、燃え尽き症候群に陥った。練習にも身が入らず、モチベーションも上がらなかった。そんな矢先の9月、仲間の応援に行って引退した武蔵と対面。「オレも韓国に見に行くから頑張れ」と激励された。長年K―1を背負ってきた先輩の言葉に刺激を受け「次はオレしかいない」とやる気を取り戻した。
アーツに続き、バンナを撃破したのは日本人初の快挙。「武蔵さんがやられているので運命的なものを感じる。ボクにはお得感が満載。まだ通過点です」とおどけながら上を見据えた。「上に勝つ新しい光がないとK―1の発展はない」。京太郎が新たな日本人エースとして輝き始めた。
▼谷川イベントプロデューサー ベストバウトは京太郎とバンナの試合。ドローでも全くおかしくない試合だった。試合放棄も棄権のひとつでバンナのペナルティーについては審判団が決めること。相談して決めたい。
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