映画「七瀬ふたたび」主演・芦名星が使ってみたい“能力”とは!?
webザテレビジョン 10月2日(土)15時31分配信
【写真】芦名は「原作とは違うラストに注目してください!」とアピール
今回、火田七瀬役で主演を務める芦名星にインタビューを行い、映画の魅力や撮影裏話などを語ってもらった。
−原作を読んでどのようなご感想を持たれましたか?
「演じることを前提としていたので、火田七瀬という女の子がどうやって生きてきたんだろうというヒントを得るような感覚で読ませてもらいました。「七瀬ふたたび」は三部作の真ん中の作品で、さらに台本は映画にするために凝縮されているので、見えてない部分の感情をつなげるにあたって、原作にはすごく助けられました。細かく彼女の人生を読み取れたというのが正直な感想ですね」
−主演ということに対してのプレッシャーはありましたか?
「はい。ありました。主演で難しいなと思うこともありました。でも、人気のある作品だからという意識はなるべく持たないようにしていましたね」
−役作りではどのような部分を気にしましたか?
「最初にカジノでお金を稼ぐところからお話が始まっていて、私自身、『どういう女の子なの?』と唐突な印象をもちましたので、原作を読まれていない方々が見た時に、いきさつを少しでも想像してもらえるように考えました。私が理解していてもみなさんに伝わっていなければ意味がないので、どうすればいいか難しかったですね。それと、『七瀬ふたたび』は超能力の話というのもあるんですが、彼女の心情を深く詰めていって、あまり自分が能力者だということは意識しないようにしました」
−撮影現場の雰囲気やエピソードを教えてください
「とっても仲が良かったです。シリアスな話なんですが、休憩時間はみんなで遊んだり、お話ししたり。『七瀬ふたたび』で出会った方とは、プライベートで今でも仲良くしていただいています。子役の今井悠貴くんとは『学校どうだった?』『運動会どうだったの?』ということを話してましたね。ダンテ・カーヴァーさんとは、私達二人とも体を動かすのが好きなので、カンフーの構えがこうだとか忍者はこうだとか、ダンテさんが筋トレ始めたら、隣で一緒に筋トレして遊んでました(笑)」
−もし現実に人の心が読めたら良いと思うことはありますか?
「私は人の心が読めたら良いことは一つもないと思います(笑)。演じてみて精神的に負担だなと感じました。人って良いことも悪いことも同時に考えてたりするものだと思っているので、それを聞いてしまうとどうしても辛くなるだろうなと。知らない方がいいことは知らないままの方が幸せですね」
−七瀬以外の能力者の中で、持ってみたい能力を教えてください
「どの能力も本当にかわいそうだと思うんですが、強いていうならダンテさんの持ってるテレキネシス(物を心で動かせる能力)。家の中でちょっと戸が開いてて閉め忘れたなとか、映画鑑賞の途中で飲み物が飲みたくなったとか、そういうことに使いたいですかね。家の中でちょっと楽したい時に使いたいです(笑)」
−最後に映画の見どころをお願いします
「最初から命の危機にさらされてる状態でお話が始まっていくので、ドキドキして見てもらえると思います。それと、その中で起こる能力者たちの心の動きですね。現代の私達の生活の中で、悩みやコンプレックスがあることって多いと思うんですが、投げやりになってしまっている気持ちの時って、なんのために生きてるんだろうとか思う時もあると思いますし、そういう部分で共感できることって彼女たちの中にたくさんあります。彼女たちは能力者であることに悩んでいますが、同じ能力を持った人間を守りたいと思ったり、なんでこんな能力を持って生まれてきたんだろうと思っても、それでも生きたいと思ったりします。そういう守りたいものがあるから出てくる強さとか、感情の動きは、私達がすごく大切にしなきゃいけない部分だったりして、そこに目を向けて見て頂けると、単純な能力者同士の戦いの話ではなくて、色々と考えさせられるとものになっていると思います」
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最終更新:10月2日(土)15時31分