旧広島市民球場(中区)の解体に反対する市民らでつくる「旧広島市民球場の歴史と未来を守る会」(永井健二会長)は24日、秋葉忠利市長に対し、広島市が策定した球場跡地利用計画についての賛否を問う住民投票の実施を請求した。
同会は請求理由を「市が策定した計画は市民の支持を得たとはいえず、そのまま実行された場合、広島市の将来に大きな禍根を残すことは疑う余地がない」としている。同会は球場解体の賛否を問う住民投票の実施を請求していたが、市は17日、「市政運営上の重要事項に当たらない」と請求を却下した。
市は球場跡地を緑地広場などに整備する予定で、市議会は6月、球場廃止を巡る条例を可決した。【寺岡俊】
毎日新聞 2010年9月25日 地方版