2009/08/10(Mon) 22:49
この記事を書こうか、
ここ数日すごく迷ってた。
いろんなところで
誹謗中傷されたりしてたけど
「もうそういうのは気にしない」って
トモダチと約束したから、
包み隠さず、話そうと思う。
アダルトパフォーマーになったら
素顔は隠すつもりだった。
ノンアダ時代に話していたあたしの姿は
求められていないと思っていたし、
求められるのは「パフォーマンス」だと思っていた。
遊びにきてくれる会員様に
今の自分のできる限りのパフォーマンスで
おもてなしすることができれば、
自然と結果はついてくると信じていた。
それに何より、同情されたくなかった。
でもね、
トモダチの素直な姿に
あたしは救われたんだ。
勇気のいることだけど
心の壁を少しずつ壊していく努力を
あたしはこれから
していかなきゃいけないって思った。
ノンアダ時代を知ってる人は
きっと、最近のあたしの素行を見て
「裏切られた」って感じていたと思う。
心から、謝罪したい。
いくら精神的に追い込まれていたとはいえ、
遠くで見守ってくれている人が
「もし仮に」いるとしたら、
あたしはとてもひどいことをしていたんだね。
ここから先は長くなると思うから、
興味のある人だけ読んでね。
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あたしの家族は、幼い頃からバラバラだった。
離婚しているから、
今の家族構成はお母さんと弟とあたし。
あたしは一人暮らしをしているし、
実家と離れてくらしてる。
父親はね、お母さんとは再婚だったんだ。
だからお父さんには、別の家族があった。
小さい頃から、一度もお父さんが
家で夜寝ている姿をみたことがなかった。
お父さんはいつも
日曜日になると家族みんなで
買い物に連れて行ってくれる。
その日曜日の買い物とディナーだけが
あたしの家族が全員そろう唯一の時だった。
父親は、再婚前の家族とずっとすんでたって
気づかされたのは、
母親が「離婚する」ってあたしに告げたとき。
腹違いの兄弟が
２人もいたんだ。
あたしは小学校のとき
中学受験をしようと猛勉強していた。
そのときは、
本当のお父さんの姿を知らなかったから
お父さんを信じていた。
「お前がいきたい私立にいっていいよ」
そんな言葉を信じて
幼かったあたしは猛勉強していた。
そして、入学試験の願書が届いたとき、
あたしは「受験して合格して」って
夢がいっぱいだった。
でも、そこで父親は
あたしの目の前でその願書を破った。
ビリビリに。
「お金がないからいかせない」
「受験もさせない」
そういわれた。
母親は当初から
「お父さんが私立に入れてくれるわけない」
って反対していた。
それが現実になった。
一緒に受験していた友達は
合格してその私立にいった。
あたしは
受験すらさせてもらえずに公立にいった。
「裏切られた」ってものすごい感情が沸いてきた。
それから中学のあたしは
まったく勉強をしなくなった。
でも非行には走らなかった。
生徒会長や学級委員長をしたりして
それなりに楽しんでいた。
勉強しなくなったのは
「何をやっても親に潰される」
そう思ったから。
そして、高校受験のときがきた。
あたしは美術教師から
芸術科のある学校の推薦を進められていた。
あたしは美術や芸術が好きだった。
中学時代、ずっとオール５。
でも担任からは商業を進められた。
母親が裏で担任に手を回していたのを
当時はしらなかった。
担任が進める商業に
あたしは推薦で入った。
でも夢があった。
商業ではかなえられない夢。
「大学にいって法律の勉強がしたい」
こう思ったのは
中学二年のときだった。
当時の担任には
「法律の世界にいっても壁にぶちあたるだけよ」
そう言い放った。
でもあたしの決意は揺るがなかった。
それはなぜか、
「離婚してから、初めて
家族全員が再会した場所が≪裁判所≫だったから」
当時中学だったあたしには
ものすごいショックだった。
あたしたち家族の問題に
他人がズカズカ介入してきて
知らない法律用語で片付けようとする。
手続きにのっとって
あたしたち家族が処理されていく。
それが、あたしには許せなかった。
幼い頃から歌手になるのが夢で
オーディションを受けていたけど
この出来事があってから
あたしは歌手の夢をあきらめた。
「法律の世界のてっぺんにいって
裁判所での屈辱を晴らしてやる。」
そう誓った。
本当は、泣いてワガママを言ったり
感情を両親にぶつければよかったのかもしれない。
でもそんなことできなかった。
自分の心が
鋭利な刃物で思いっきり切られる、
そんな痛さに耐えることしか
できなかった。
高校時代は
商業の勉強をすべて飛び越えて
普通科の進学校の人たちがやる勉強をした。
商業では
普通科の勉強は半分しかできない。
独学でセンター試験を突破できるくらいの
レベルにもっていくしかなかった。
その頃から
あたしの睡眠時間は
平均３時間になった。
１８歳になって家を出て、
国立大学の法学部にいこう。
高校時代は
生徒会活動の傍らで猛勉強をした。
小学校時代を取り返すかのように。
センター試験のレベルからしたら
正直、商業の勉強のレベルなんて低い。
（商業出身の人すいません。）
もちろん高校の成績は
評定平均４．８。
推薦は楽勝にとれた。
高校の恩師である先生には
「指定校推薦で私立の大学に･･･」
っていわれた。
けど、うちにそんな金銭的余裕はない。
高校の先生みんなが
商業から国立の法学部なんて無謀だと、
あたしの受験をあきらめていた。
校長直々に
「どこでも好きなところに推薦してやる、
でも･･･私の母校の私大はどうだ？」
そう言われた。
あたしは校長と担任に
「どこでも推薦してくれるなら
国立にしてください。
私立の滑り止めを受ける余裕はないんです。
あたしは一発勝負で国立に受かってみせます」
そう言った。
そして大学受験を推薦で受けた。
合格した。
前代未聞だと、校内中が騒いだ。
あたしは
「これでやっとスタートラインに立てる」
そう思った。
大学時代は、好きな法律の勉強ができて
嬉しかった。
睡眠が少なくても。
うれしいことに、
バンド活動やモデルの仕事もできた。
昔の夢だった歌手。
大学時代のあたしの生活は
「法律」と「音楽」の両輪で回っていた。
本格的に法律の勉強がはじまって
あたしはのめりこんだ。
なのに、大事な試験の日に
おぞましい恐怖が襲ってきた。
それはあたしの人生を大きく変える
「パニック障害」だった。
試験会場で設問を見て
書くべき答えは全て頭の中にはいっていた。
あとは書くだけなのに
書こうとすると手が震える。
身体がガクガク震えて、
息ができないくらい苦しくなった。
目の前が歪んで
倒れそうになった。
なんとか回答を書き上げて
試験はパスした。
でもその日の夜
また同じ呼吸困難が襲ってきた。
気づいたら
あたしは救急車に乗っていて
病院にいた。
今思えば
幼い頃から、精神的に弱かったのかもしれない。
小学校時代は
強迫神経症になった。
もちろん、家族は
病院にあたしを連れて行くことはなかった。
自力で治した。
中学時代に強迫神経症だったんだと
保健の先生にいわれてはじめて気づいた。
あたしは病んでいたんだ、って。
両親の離婚で
中学を転校してからの
あたしの様子は確かにおかしかった。
病院にいっても
精密検査を受けても
原因がわからない。
医師にいわれたことは
自律神経が壊れていたこと。
転校してから
親を逆恨みするようになった。
大切な友達と引き裂かれたこと、
大好きな地元を離れること、
怒りと悲しみの感情を
どこに吐き出していいのか
わからなかった。
でも、唯一譲れなかったことは
「他人に迷惑は絶対かけない。
全て自分で処理する。」
っていうことだった。
小学時代から、大学時代の話を
あえてしたのは
自分でしてきたことを
振り返りたかったから。
中学のその頃から
リストカットがはじまった。
怒りや悲しみ、憎しみを
誰にも迷惑かけずに
自分で処理する方法が
あたしにはリストカットしか
見つからなかった。
学校で優等生をしながら
心は壊れていた。
当時のあたしは
毎晩眠るときに
「明日、目覚めませんように」
そう祈りながら眠りについていた。
どこかで死を願っていた。
大学卒業前の進路希望調査のとき
教授からロースクール（法科大学院）の
進学を勧められた。
あたしもロースクールにいきたかった。
だけど、経済的な余裕がなかった。
大学時代のあたしは
成績選抜の授業料免除と
奨学金、家庭教師のバイトで
なんとか学生生活をおくっていた。
教授の顔をたてるために
東証一部上場企業の総合職に就職した。
だけど、
「法律の道に進みたい」という気持ちが
捨て切れなかった。
そしてあたしはＯＬをやめた。
ＯＬ時代に、
パニック障害のほかに
うつ病まで併発していた。
かくして仕事をしていたけど
限界だった。
そして今、あたしは
チャットレディーをしている。
正直、外に出るのが辛い。
人と会うのはスキだけど
外で食事とかできない。
何度もパニック発作を起こして倒れたから
電車にもバスにものれない。
通院はタクシー使うしかない。
未だに心の病と闘っている。
そして
未だに自傷行為でしか
自分の気持ちを制御することができない。
甘え方が
わからない。
他人に頼るってどういうこと？
他人に甘えるってどうやるの？
幼い頃から
気持ち悪いほど
「しっかりしてるね」
そういわれていた。
それが辛かった。
今は、パニック障害とうつ病と
なんとかうまく折り合いをつけながら
チャットレディーをするのが
精一杯。
奨学金っていう借金もあるし。
母親の実家も
パートで家計をたててるから
頼れないし、
いまさら頼ろうとは思ってない。
なんとか自分で
もう一度
法律の世界に戻ることが
今のあたしの
ささやかな夢。
あたしは、もちろん
パフォーマーである限り
遊びにきてくれる会員様には
できる限りのパフォーマンスをする。
病気だろうが、自傷癖あろうが
「パフォーマーのレイナ」であるときには
関係ないから。
同情もされたくない。
一時期、
「ノンアダとアダは双子の姉妹でしてます」
って風に書いたけど、
あのときは
「迷い」に囚われていた。
言い訳になっちゃうけど。
本当はノンアダでしたい気持ちもある。
けど、
金銭的な問題でアダしかない。
ノンアダしてるときと
アダしてるときとじゃ、
人格がまるで変わってしまう。
会員様がノンアダ、アダの
両方に遊びにきてくれたときに
「どっちが本当のレイナ？」
ってきかれたことがあった。
あたしにもわからなかった。
記憶はあるのに、
まったくの別人格で説明できない。
だったらいっそ
「双子の姉妹」とかいったほうが
苦し紛れの弁解になると思った。
どちらもあたしなのに
どちらもあたしではない。
でも、そんな設定、
しなくてよくなった。
アダでがんばってみようって思って
迷いが消えたから
他の人格に悩むことがなくなったから。
見ている人には
理解しがたいことが沢山あると思う。
理解してくれなんて言わない。
だけど
これがあたしの見ている真実です。
♥｡･ﾟ♡ﾟ･｡♥｡･ﾟ♡ﾟ･｡♥｡･ﾟ♡ﾟ･｡♥｡･ﾟ♡ﾟ・。゜♥｡ﾟ♡ﾟ･｡♥｡･ﾟ♡ﾟ･｡♥｡
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