2010年9月30日15時55分
大阪府の橋下徹知事は30日、来春の統一地方選で、自らが代表の地域政党「大阪維新の会」とみんなの党との連携を探るため、26日に東京で同党の渡辺喜美代表とひそかに会ったことを明かした。
みんなの党は、維新の会が統一選で過半数獲得を目指す府議選と大阪・堺両市議選の全選挙区で独自候補の擁立をめざしている。両党は政策や無党派層の支持を期待する点などが似ているため選挙で競合しかねない、との声も維新の会側から出ていた。
橋下知事が連携を依頼すると、渡辺代表は維新の会と同様に府市再編を政策に掲げる方針を示したうえで「フリーハンドで(候補者を)選びたい」と述べたという。知事は候補者擁立について、両党の選挙担当者間で調整することを提案したという。