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2009-04-12

[][][]読書日記〜20年ぶりくらいに読んだ、山本佳人「宇宙につながった日」。。。「悟り体験」に関する考察がとても濃く描かれた不思議な読みごたえの一冊。。。。 13:49







前回の日記で書いた、山本佳人さんの「宇宙につながった日」。



もう20年近く前に、リアルタイムで読んだ本ですが、ふと思い立って購入し(絶版だったため。。。なんと版元が倒産していた、Amazonで中古で購入)、



昔のことを思い起こしながら読み始めていますが、やっぱ面白いです。



どんな本なのか。。。「さとり」についての本ですが、こんなふうに書かれてあります。







。。。おそらく誰でも「悟り体験」をすることはできる。



だが、。。。「悟りを開く」という意味での自己超越は、容易に達せられる道ではない。


思うに、その道は、その人の人生全体を通して、全体の中で徐々に形をなしていく、



自己進化の道であり、意識進化の道にほかならないからだ。



。。。ただ、このような自己超越的な人生を歩もうとする場合に、どのような教えにもましてその人を支え、



押し上げ、指導するように働く内的な指針の体験、いうなれば、われわれにとっての自己指導原理となりえるような、



高い精神経験が存在する。



このような経験は、一定の研究実践によって得られることがあるし、感受性のもっとも高まっている瞬間に花開くこともある。



これを「悟り体験」と呼ぶとするならば、中学高学年から大学生までに至るまでの時期に、



私に経験されたものこそ、それであった。






感受性が猛烈に豊かな人でありながら、ものすごく合理主義的な発想の人です。



で、そうした感覚が、僕としてもしっくりくる。



スピリチュアルな人というのは、ともすれば後者が欠けてしまっている。だから、すぐに突っ込まれる。笑。



人生の指針となるような体験。。。



自分を内的に支え、何があっても同じ自分でい続けられる、その根拠となるような。。。。



肩書き、財産、人間関係。。。仮にそうしたアイデンティティが失われたとしても、それでも人は「生きよう」と思う、



もしそうした意欲があるとしたら、それを支えるものは?



そのような発想をした時、観念めいた意味合いで語られる「さとり」というものも、実体を伴った強い力を帯びてくる。



。。。と、この先のことは、また機会を改めて書きます。




宇宙につながった日―自己超越への道 (現代のさとり体験シリーズ)

宇宙につながった日―自己超越への道 (現代のさとり体験シリーズ)