8強入りした京太郎
「K-1ワールドGP」(2日、ソウルオリンピック第1体育館)
“日本代表”の京太郎(チーム・ドラゴン)がトーナメント1回戦でジェロム・レ・バンナ(フランス)を退けてベスト8へ初進出した。3回を終えてバンナがドロー判定(1‐0)に怒り、延長ラウンドを前に試合を放棄した。
1回から京太郎はフットワークを使い、難敵に対抗。2回には、打ち合いとなり、劣勢となる場面もあったが、3回に反撃した。ジャッジの採点は30‐29、29‐29、29‐29で決着がつかず、勝負は延長戦に持ち込まれたが、バンナが収まらず、意外な結末となった。
決勝トーナメントに進んだ京太郎は「正直言って、3ラウンドは取ったと思ったんですが、他は取られて負けだと思ってた」としながらも「でもバンナは出て行った。出て行ったのも、しんどいからだと思って」と冷静に話していた。
(2010年10月2日)