福井県敦賀市にある高速増殖炉「もんじゅ」の原子炉内で重さおよそ3トンの装置が落下したトラブルについて、経済産業省の原子力安全・保安院は、装置をつかむクレーンの部品の設計に問題があった可能性が高いとみて調べることにしています。
高速増殖炉「もんじゅ」では、ことし8月、核燃料を交換するための重さおよそ3トンの原子炉内の装置が、クレーンから外れて落下するトラブルが起きました。経済産業省の原子力安全・保安院が調べたところ、トラブルが起きたクレーンは、「もんじゅ」内部にある同じような構造のものと比べると、クレーンのツメを固定する部品の設計が異なり、その結果、ツメが緩んで装置が落下したとみられるということです。このため、原子力安全・保安院は、クレーンの部品の設計に問題があった可能性が高いとみて、クレーンを納めたメーカーや「もんじゅ」を管理する日本原子力研究開発機構から話を聞いて調べることにしています。「もんじゅ」では、このトラブルの影響で、来年春以降に計画されていた原子炉の出力を40%に上げて発電する試験が、来年の夏以降にずれ込む見通しとなっています。