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【プロ野球】

ロッテCS進出 最終戦で決めた

2010年10月2日 紙面から

1回裏2死一塁2ランを放ちナインに迎えられる今江。右は先発の成瀬

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◆ロッテ5−4オリックス

 目標へ続く細いロープをロッテが見事に渡りきった。2点を追う1回に今江の2ランで逆転すると、4回は今岡が魂のヘッドスライディングで4点目を奪取。最後は伊藤がリードを守りきった。勝った。大逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。

 「コーチ、選手、スタッフの頑張りのおかげです」とナイン全員をたたえた西村監督。1敗すれば終戦という状況から3連勝。「あきらめない気持ちがこういう結果につながった」。“和”の心で窮地を乗り越えた選手に指揮官は最敬礼した。

 中盤からは苦境が続いた。原因は荻野貴や唐川らケガ人。何度も剣が峰に立った。しかし、選手は西岡を中心に結束。岡田や清田が穴を埋め、がけっぷちでは闘志を燃やした。その証拠が残り3戦の全勝。「踏ん張らなきゃいけない時に踏ん張れたのが大きかった」。指揮官は感慨深げだ。

 試合後の最終戦セレモニー。西村監督はこう宣言した。「西武、ソフトバンクを必ず倒して日本シリーズでここに帰ってきたい」。まだ、西村ロッテの挑戦は続く。 (川越亮太)

 

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