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パンダ急死、神戸市が中国側に4100万円支払いへ

 神戸市立王子動物園のジャイアントパンダ「コウコウ(興興)」(雄、14歳)が急死したことについて、同市が、コウコウを借り受けていた中国側との契約に基づき、損失補償金として50万ドル(約4100万円)を支払うことが、わかった。中国側によると、死因は、麻酔から覚める途中に嘔吐(おうと)し、吐しゃ物が誤って肺に入ったことによる窒息死という。

 市は6月、コウコウと「タンタン(旦旦)」(雌、15歳)のレンタル期限を5年間延長する契約を中国野生動物保護協会と締結。自然死以外の原因で死んだ場合、市が協会に補償金を払うと取り決めていた。

 コウコウは9月9日、人工授精用の精子を採取するため麻酔をかけられ、その回復中に死んだ。市は補償金を、掛けていた損害保険でまかなう方針。

2010年10月2日  読売新聞)
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