勘三郎、大阪城西の特設舞台に感涙!内覧会出席
後方に大阪城を望む絶景の特設舞台に感激する中村勘三郎(右)と平松邦夫大阪市長 |
歌舞伎役者の中村勘三郎(55)が9月30日、「大阪平成中村座」が開催される大阪市中央区の大阪城西の丸庭園特設劇場の内覧会に出席した。江戸時代の芝居小屋を再現した劇場が使用されて人気の同公演。大阪での開催は8年ぶりだ。「大好きな大阪に久々に戻ってこられました」と笑顔であいさつした。
この日は、舞台後方の幕が開かれ、大阪城の天守閣を望む背景が披露された。その絶景に勘三郎は思わず涙。2000年から国内各地やニューヨーク、ベルリンなどでも開催されてきたが「これまでで一番!予想をはるかに超えるすばらしい舞台」と感激し、「女房や共演者にもすごいよ!って早く伝えたい」と興奮気味に語った。
勘三郎の「中村屋」も豊臣秀吉も、ルーツは名古屋市中村区。テレビドラマで秀吉を演じたこともあり、「太閤さんとは縁が深く、父もわたしも大好き」といい、「大阪の方々の宝物である大阪城におじゃまするんですから、いいもの見せないと役者としてだめだね」と気を引き締めていた。公演は3日より。
[ 2010年10月1日付 ]
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