中日・落合監督、怒声でチーム引き締め!M1点灯
投内連携で捕手陣にゲキを飛ばす落合監督(左) |
勝って4年ぶりのリーグ優勝だ。最後の大一番を前にオレ流監督のスイッチが入った。中日は9月30日、ナゴヤドームで全体練習した。ナイターで阪神が横浜に敗れマジックは1。あす2日の今季最終ヤクルト戦(ナゴド)を待たずして、きょう1日にも優勝の可能性もあるが、勝って決めるのが一番。チームの雰囲気をさらに引き締めるため、投内連係練習で拙守を見せたブランコに落合監督が直々にカミナリを落とした。
「自分で戻れるやつは戻れ!投げたら終わりじゃないぞ。そんなとこに立ってたら邪魔だよ!」
ドームの空気が一瞬にして変わった。三塁ベンチに腰掛け練習を見ていた指揮官が突然立ち上がり一塁へ。一、二塁間の打球を常にベースカバーの投手にトスするブランコの守備を、強い口調で叱責(しっせき)した。落合監督が練習中に選手に怒声を浴びせるのは、春季キャンプ以来。優勝を目前にしているナインの気持ちをもう一度、引き締め直す効果は十分だった。
怒られたブランコはその後、辻総合コーチらとともに何度もプレーを確認した。逆に負ければ阪神の逆転Vをアシストしてしまう危険性もある。絶対に落とせない一戦を前に指揮官が鬼になった。
[ 2010年10月1日付 ]
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