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新聞紙を切り抜いて…小学校授業で脅迫文作り

 山梨県韮崎市の市立小学校で、5年生の担任の男性教諭(48)が授業中、児童に身代金目的誘拐の「脅迫文」に似せた文書を作らせていた。

 市教育委員会などによると、27日の道徳の授業。教諭は、自分が拉致された設定で「担任の身柄を確保した。かえしてほしければ8千円もってこい。1秒でも遅れると命はないと思え」などと身代金を要求する「脅迫文」を黒板に書いた。さらに児童30人を5、6人ずつのグループに分け、教諭が用意した新聞紙から1文字ずつ切り抜かせ、紙に張り付けさせ、板書と同じ文面を完成させるように指示した。

 児童から聞いた保護者が学校側に知らせた。学校側の聞き取り調査で、教諭は「授業を楽しくしようと思った。共同作業の大切さを知ってもらうためだった」と説明。「子供たちの興味をひくためにやったが良くない例文だった」と反省しているという。

 学校側から報告を受けた市教委は「判断が間違っていたと言わざるをえない」として29日に教諭に口頭で改善を指導。教諭は事件後も教壇に上がっているが、学校側は事態を重く受け止め、1日に校長が保護者に事件の経緯などを説明する予定。

 市教委の輿水豊教育長(73)は「(道徳の)教材としては不適切。処分などを含めて今後の対応を確認している」と話している。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年10月01日 ]

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