海兵隊 移設中止想定した計画
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海兵隊 移設中止想定した計画

10月2日 22時42分 twitterでつぶやく

アメリカ海兵隊は、沖縄県の普天間基地の移設が遅れたり中止になったりするケースを想定して、基地で行う工事の計画を明らかにし、地元からは、基地の継続的な使用につながるのではないかと反発が強まることも予想されます。

アメリカ海兵隊はこのほど、今月から始まった2011年会計年度の「航空機の配備計画」を明らかにしました。この中でアメリカ海兵隊は、日米両政府の合意で2014年までに沖縄県名護市のキャンプシュワブ沖に移設することになっている普天間基地について、移設に予期せぬ遅れが出たり移設が白紙となった場合、駐機場や滑走路などの改修や建設を行うとしています。また今回公表された計画には、現在配備されているヘリコプターの後継機として、地元から安全性への懸念が出ている垂直離着陸型輸送機「オスプレイ」を、2012年の10月から順次普天間基地に配備することも明記されました。海兵隊が普天間基地の移転が白紙となるケースを視野に入れた施設の整備計画を公表するのは初めてのことで、基地の早期閉鎖を求めている地元沖縄から、基地の継続的な使用につながるのではないかと反発が強まることも予想されます。