「北陸新幹線福井延伸と在来線を考える会」が8日、福井市で発足する。同会準備会(松原信也代表)の5人が30日、県庁で記者会見し、松原さんは「県内延伸優先ではなく、県民の足を守り、発展させることを目標に取り組む」と述べた。
松原さんらは、県内延伸した場合、JR北陸線は第3セクターとなり過大な赤字財政が県民の負担となる▽北陸線のダイヤ削減や運賃値上げ、特急廃止などが予想されるなどと指摘。県発表の福井-東京間の所要時間2時間40分も早すぎると主張している。
結成総会は8日午後7時から福井市大手2の県教育センターで。富山県の新幹線延伸に伴う負の側面を研究してきた「北陸線・ローカル線の存続と公共交通をよくする富山の会」の渡辺真一さんが記念講演する。【安藤大介】
毎日新聞 2010年10月1日 地方版