世界ボクシング協会(WBA)スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦は2日、東京・後楽園ホールで行われ、同級14位で在日韓国人の李冽理(横浜光)はチャンピオンのプーンサワット・クラティンデーンジム(タイ)を3−0の判定で破り、新王者となった。プーンサワットは4度目の防衛に失敗した。
李冽理はアウトボクシングがさえ、プーンサワットの前進を的確なショートパンチで退けた。世界初挑戦だった李冽理の戦績は19戦17勝(8KO)1敗1分け。
日本のジムに所属する男子の現役世界王者は5人に増えた。
李冽理
人生のすべてをかけた。ベルトを取れて感無量。自分のスタイルを生かして、作戦通りにできた。圧倒的不利を覆すと言って、実行できてうれしい。これからも有言実行でいく。
原田政彦・日本プロボクシング協会名誉会長の話
「足が最後まで動いていた。うまく闘った。何回も防衛できる強い王者になりそうだ」
大橋秀行・日本プロボクシング協会会長の話
「完勝だ。打ち合うと危ない場面もあったが、足の勝利。プーンサワットの良さを消した」